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概要:[東京 6日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスの独立社外取締役8人は6日、すべての取締役がコンビニ事業の成長加速とスーパー事業の再編を含む戦略の実現を通じて企業価値最大化に専念するとの声
[東京 6日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスの独立社外取締役8人は6日、すべての取締役がコンビニ事業の成長加速とスーパー事業の再編を含む戦略の実現を通じて企業価値最大化に専念するとの声明を公表した。独立社外取で構成する戦略委員会を通じて、最適なグループ事業構造やスピンオフ(分離)などの選択肢に関する分析・検証を継続的に実施することを表明した。
セブン&アイに対しては、物言う株主の米バリューアクト・キャピタルが、セブンが先月発表した「コングロマリット構造の現状維持」が「市場に混乱と失望を与え」たと批判し、6日の決算説明会で9項目の質問に回答を求めた。コンビニ事業の分離やセブン&アイ全体の売却を進めない理由を含め、戦略を株主に説明するよう求めた。
伊藤邦雄・一橋大名誉教授ら8人の独立社外取声明は、戦略委を通じて、最適なグループ事業構造やIPO・スピンオフなど戦略的選択肢に関する包括的・客観的な分析・検証を今後も継続的に実施するとした。百貨店事業をはじめ「ノンコア事業の売却意図を明確にしている」とあらためて説明した。
さらに、戦略委は「常に成長戦略の進捗をモニタリングし、すべてのステークホルダーに対して価値創造を可能とする最適な戦略的選択肢を検討する」と表明した。
一方、セブン&アイは決算説明資料で「今年度の株主総会で成長の加速に向けた取締役会のさらなるトランスフォームを付議予定」とした。
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